こんにちは。テツヤマモトです。

今日の記事は特にどういう人に見てもらいたいとか、そういう記事ではなく単に自分の心境として書きます。
ただこれからツーバスを練習したい!とかツーバスを練習したものはいいものの単発だけだしなぁとか思ってる人がいたら少しは参考になるかなと思います。
少し、自分の所感もありますがそこはスルーしてください。
昔はテクニカル。今はスタンダード
ツーバスの元祖はジャズドラマーのルイ・ベイソンからと言われています。
まぁこれは前回書いたので気になる方は前回の記事を読んでください。

ツーバスを最初に見た当時は誰しもがルイ・ベイソンが頭がおかしくなったと思ったでしょう。
しかし、今ではこの頭のおかしなことがロックやヘビィメタルではスタンダードになってきました。
今でもこのツーバスのことを頭がおかしいと思う人は単にツーバスを知らないか、やってもいないのに頭がおかしいと決めつける人だけです。
シンプルイズベストの狂気
こうしたテクニカルなことがスタンダードになっていく一方で、シンプルイズベストの精神をさらに進めていく方向ってのもあります。
難しいことは一切せず、シンプルにプレイするということです。
これはこれで、自分はすごく好きです。
しかし、それはドラムがシンプルであっても音楽が完成している場合のみです。
自分はできる限りシンプルにしたいとは思っていますが、シンプル以外での表現で歌やメロディーが映えるのであればその表現方法を徹底的に磨きます。
出来ないことを無理してやる必要はありません。
しかし今その出来ないことが出来るようになることによって、自分の表現のバリエーションが増えたり歌が良くなるのであれば練習すべきです。
それが出来ないと決めつけてシンプルイズベストを盾に練習しないのは怠惰以外の何者でもありません。
シンプルなことが逆にものすごく難しい場合もあります。

とある人の一言で救われた
自分は学生の頃はツーバスばっか練習してました。
始めたキッカケはウェックルもやってるし、プロはみんなツーバスが出来ると勝手に思い込んでたからです(笑)。
また当時はマイク・ポートノイが好きすぎて色々とコピーしまくりました。
ツーバスじゃない曲もそうでない曲もです。
おかげで今は人並みにツーバスを踏めるようにはなってきましたし、無駄ではなかったと思います。
しかし音楽学校を卒業し「SUNPLOT」というパンクロックバンドをやり始めてから、ワンバスが速く踏めるように練習してたのもあってツーバスがいつしか不要になりました。
当時はこんな練習を主にやっていました。

シンコペーションブックという教則本を聴いたことありますか?一見ただ音符が並んでたりアクセントの譜例が適当にのってるだけですが、この譜例を読み替えて応用するだけで練習素材がいくらでも出来る魔法の教則本です。まずはシンコペーションの読み替えの基本から説明し、実際にどう使うのかを何パターンか紹介しています。色んな教則本を買ったけど全然効果がないよとか実際どうやって使うのかわからないという人はぜひ一度読んでみてくださいね。
そして、それも解散して今があるんですがある人の一言をキッカケにまたツーバスについて少し考え始めました。
「テクニックじゃなくて1つの表現方法として練習してみたら?」
彼がこの一言を覚えてるかどうかはわかりませんが、自分はこの一言にかなり救われました。
テクニックではなく表現方法の1つとしてとらえる
よくよく考えてみたら、自分は単にツーバスを1つのテクニックとしてとらえてました。
しかしテクニックはあくまでも道具の1つであって、同じフレーズをワンバスでやるのとツーバスでやるのとは与えられる印象が全然違います。
それにツーバスの表現方法は常にドコドコ踏むことだけではありません。
確かラッシュのドラマーのニール・パートもフィルインぐらいでしかほとんどツーバスは踏みません。
あったとしても非常に少ないでしょう。
漠然としたものでもいいのでこんな表現したい!というのがもしあってそれがもしツーバスでしか表現できないものなら練習した方がいいです。
以上の考えから、最近はまたツーバスも少しずつ練習するようになりました。
これからの記事でまた少しツーバスについても書いていければと思います。
今回の記事で少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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