
- Tower Of Inspiration
- Here And There
- Festival De Ritmo
- In Common
- Garden Wall
- Auratune
- Softly, As In A Morning Sunrise
- Master Plan
- Island Magic
こんにちは。テツヤマモトです。
今までいろんなアルバムを自分なりの視点でレビューしてきましたが、何故かこのアルバムを先延ばしにしてました。
自分がドラムをちゃんとやろう思ったキッカケのデイブウェックルの初のソロ作品です。
以前、デイブウェックルの作品で初めて聴いたこのアルバムは紹介しました。
今日は彼の初のソロアルバムである「Masterplan」について紹介しようと思います。
ゲストも豪華!まさにドラマーの夢の詰まった作品
このアルバムの魅力を一言で表すなら「ドラマーの夢の詰まったアルバム」です。
昔、ドラムマガジンでのフュージョン特集で則竹さんが言ってた言葉ですが、まさにこの一言に尽きます。
その言葉通りに参加ゲストもチックコリアやマイケルブレッカーやスティーブガッドまでフュージョン界の豪華なミュージシャンが参加しています。
その面子に応えるようにウェックルもファンク、ジャズ、ラテンと自分のやりたいことをこれでもかと言わんばかりに詰め込んでいます。
その演奏はまさにフュージョンドラムのお手本と言っていいでしょう。
今回の記事だけでは書ききれないほどの魅力が詰まってる作品ですが、ざっくり何曲か聴きどころを書きます。
始まりにふさわしいTower Of Inspiration
軽快なファンクチューンでアルバムの始まりにもってこいの明るい曲です。
この曲の聴きどころは何といってもソロ終わりのユニゾンでのコンビネーションフィルでしょう。
ちなみに後の作品の「Synergy」というアルバムでも「Tower 99」という曲名で再録されています。
両方聴き比べてみるとそれぞれのアプローチの違いが面白いです。
ちなみにウェックルの教則DVDでこの曲のデモ演奏があります。
ラテンプレイの代名詞。Festival De Ritmo
これぞ、ウェックルの真骨頂とも言えるラテンナンバーです。
この曲で使われている「ソンゴ」と言われるリズムパターンはウェックルの代名詞として多くのドラマーに影響を与えていきました。
ドラムソロもウェックルらしいコンビネーションをふんだんに取り入れたドラムソロになっています。
まだ、この時期はモーラー奏法を取り入れる前ということもあって力強くストレートなドラムソロです。
これより先のアルバムでもラテンナンバーが入っていますが、これと双璧を成す「Tiempo de Festival」という曲もぜひ聴いていただきたいですね。
4ビートのお手本。Softly, As In A Morning Sunrise
ウェックルと言えばジャズということで、ここで有名なスタンダードなジャズナンバーが聴けます。
とにかく流れるようなグルーヴが印象的で、まさに水を得た魚状態でたたきまくるウェックルは本当にカッコいいです。
若干カッチリとした印象のシンバルレガートですが、それでも十分スウィングしています。
4バースソロもコンビネーションからロールをからめたものまで色んな表情のソロが聴けます。
ガッドとのダブルドラムが聴けるMasterplan
アルバムのタイトルと同じ名前の曲でチック・コリアが参加しています。
アルバムのハイライトともいうべきこの曲はスティーブガッドとのツインドラムが聴くことができるので、ガッドのファンにもたまらない曲となっています。
もちろんウェックルとガッドともにドラムソロもあるので、それぞれのアプローチが楽しめる作品です。
ウェックルはやはりテクニック全開で攻めていくのに対して、ガッドは懐の深いおおらかなグルーヴでのドラムソロが聴けます。
それでもいつものガッドのソロよりはテクニカルな印象を受けますが何か大きなノリを感じるのはガッドならではでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて聴いてみるとまた色んな発見のあるアルバムです。
自分が今でもドラムを続けてられるのはこの人のおかげです。
ぜひ一度聴いてみてくださいね。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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