こんにちは。テツヤマモトです。

ドラムにおいて最も頭を悩ませるのがチューニングです。
チューニングってギタリストやベーシストは必ずやるのに、なぜかドラマーはあまりやりません。
それはドラムのチューニングにはギターやベースと違って正解がないからです。
ギターやベースにはこの弦にはこの音程を合わせるなど明確な基準があるのに対し、ドラムには明確な基準がありません。
なので、初めてチューニングをやる場合は確信がもてないからです。
正解がないから自分の好みでチューニングしてもいいとは言っても、やはり明確な基準はあった方が嬉しいですよね?
そこで今回ドラムのチューニングアプリ「DrumtunePRO」を紹介します。
初めてドラムのチューニングをやってみたいとか、どうすればもっとチューニングが良くなるのか知りたい方はぜひ読んでみて下さい。
ですが、そもそもチューニングのやり方がわからなければまずはこちらの記事を読んでからに読みましょう。

DrumtunePROとは?
DrumtunePROは2013年からリリースされている有料のドラムチューニングアプリです。
iPhoneとAndroidの両方に対応しています。
実はドラムチューナーって昔からあったんですけど、正直ちょっと高いんですよね。
代表的なもので言うと、TAMAで出してるテンションウォッチがありましたねぇ。
しかし、このDrumtunePROはスマホで音を拾うだけで簡単に音程を出すことができます。
DrumtunePROの使い方
使い方は簡単です。
まずは最初にこのような画面が出てきます。
次にドラムを叩いてスマホのマイクで音を拾います。
するとこのように周波数と音程が出るのでそれを確認します。
音程が決まったら真ん中の「Lock Target?」の文字の隣に○があるので、それをタッチします。
すると音程が固定されるので、あとはそれぞれのテンションボルト付近の音程を合わせます。
音程がズレていれば、このように+や-の表記が出るので締めたり緩めたりします。
ある程度整ってくれば、数字が0になったり色が緑に変わっていきます。
テンションボルトの回す順番や音程の関係も収録
初めてチューニングする時ってボルトの数によってどのような順番で回したほうがいいか?わからない場合もあります。
その際はどういう順番でテンションボルトを回せばいいのか?そのパターンも収録しています。
一般的なスネアの8テンションの場合はこのような感じで表記されています。
とてもわかりやすいですよね。
またドラマーにとってありがたいのは音程の関係も収録しています。たとえば3度やオクターブで合わせたいのであればぜひ参考になりますよ。
またわからないことがあれば、マニュアルもついています。PDFでダウンロード可能なので至れり尽くせりですね。
唯一の難点は全て英語表記ということですが感覚的に使うことができます。
DrumtunePROを使い始めてから気づいたメリット
このアプリを使いはじめてから気づいたメリットがいくつかあります。
チューニングの記録をとることができる
まず最初のメリットはリハでその日に行ったチューニングの記録をとることができるようになったことです。
今までは自分の耳だけを頼りにする、感覚的なチューニングしかできませんでした。
もちろんそれが全然悪いことではないし、本当はアーティストとしてはある程度耳を鍛えるべきでしょう。
しかし、加齢や難聴で特定の周波数が聴こえづらくなることもありますし、自分の体調次第で聴こえ方はいくらでも変わります。
ですので、個人的には自分の感覚値だけでチューニングをするというのは少し危険だと思っています。
ちなみに難聴についてはこちらの記事で詳しく書いています。

楽器それぞれの適したチューニングがわかるようになる
楽器にはそれぞれ適したチューニングあります。
それがわかると、例えばこのスネアはローチューニングで使おうとかハイピッチで使おうとか判断できるようになります。
また個々の楽器だけでなく、他の楽器との関連もわかるようになります。
例えば、スネアがこの音程ならバスドラムはこの音程でいこうと考えることもできます。
楽器間の音程差はどれくらいがいいのか?はまだ試行錯誤中です。
ですが、あまりにも音程差の外れたドラムセットはトータルで聴いたらいい音とは言えないでしょう。
こう考えていくと、昔メーザーでやった音楽理論をもう少し真面目にやればよかった!と、後悔でしかありません(汗)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したアプリ「Drumtune PRO」はこちらからダウンロードできます。
iOS版はこちらから
Android版はこちらから
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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