こんにちは。テツヤマモトです。

前回、いつもお世話になってる「スタジオラグへおこしやす」様に寄稿させていただきました。

主にタムのセッティングについての話でしたが、今回はドラムのセッティングで最初に考えるべきことについて書きます。
これ1つ意識してセッティングできるだけで、今までよりも楽にドラムがたたけるようになるのでぜひ最後まで読んでみてください。
セッティングの基本はドラムセットを自分に合わせる
対バンのドラマーのセッティングを見ていると、明らかに「無理してるなぁ」って思うセッティングが多いです。
例えば、必要以上に高くセッティングしているチャイナシンバルやハイハットですね。
それを
「俺は見た目重視だから」
と言えばそれまでですが、カッコいいという理由だけでそのセッティングをしてるなら問題です。
確かにYOSHIKIさんのように、あれだけ高いチャイナシンバルのセッティングというのはインパクトあります。
もちろん、そのセッティングを悪いと言ってはいません。
それを含めた全体のセッティングが
ドラムセット「に」自分「を」合わせてる
のだとしたら問題なんです。
ここ、すごい重要です。
自分をドラムセットに合わせるということは、自分の動きを変えないと演奏できないので変なセッティングであればあるほど体に負担がかかります。
そうではなくて、
ドラムセット「を」自分「に」合わせてほしい
のです。
この違いすごく大事ですよ。
自然な動きでプレイできるようにセッティングできれば、今まで以上に楽にプレイできます。
セッティングの基本は椅子の高さを調節することから
では、ドラムのセッティングで一番最初に見直す要素って何でしょうか?
スネア?ハイハット?
違います。
それはズバリ!
椅子の高さです。
椅子の高さがほんの少し変わるだけで、セッティング全体が大きく変わります。
一番影響があるのはフットワークです。
イスを高めにセッティングすると足を落とすだけでペダルを踏むことが出来ますが、音量は落ちます。
逆にイスを低めにセッティングすると、ペダルを踏むのにいちいち足を持ち上げなければいけないので腰を痛めてしまいます。
デイヴウェックルの教則ビデオで彼がセッティングについて最初に話しているのも、このイスの高さです。
自分の場合は、ヒザが90度よりもちょっと緩やかになるくらいに少し高さに設定しています。
意外と盲点。椅子の足の位置
実は椅子の位置というのも重要だったりします。
正確には椅子そのものの位置というよりも、椅子の足の位置です。
写真は自宅に置いてあるドラム椅子です。
写真の上側の黒い部分をスタジオの壁として見ていただきたいのですが、上の場合だと足が一本はみ出ている分、部屋によってはバスドラムやスネアと十分な距離が保てないので窮屈な姿勢でたたくことになります。
逆にこのように壁と平行に置いた場合、ドラムセットとの距離を十分に置くことができるので、とてもやりやすくなります。
意外と盲点なので、ぜひ一度試してみてください。
ドラム椅子はどれを選べばいいのか?
ここまで読んでみて、椅子の重要性というのはわかったと思います。
後々、自分の椅子というのも欲しくなるかと思いますが、どんな椅子を選べばいいのでしょうか?
今まで書いた通り椅子の高さというのはセッティング全体の基本になるものです。それだけ重要なものなので適当に選んではいけません。
この時一番選んではいけないのは調節機構がパイプ式のものです。
パイプ式の椅子だと調整している時に手が汚れやすいし、大まかにしか調整ができないのでオススメしません。
オススメはスクリューロッド式のものです。
スクリューロッド式だとロッドに直接触れず、椅子の座面を回すだけで調整できるので、手が汚れることはありません。
またパイプ式のように大まかにしか調整できないのではなく、シートをくるくると細かく回して調整ができるのでしっかりと高さを調節することができます。
値段も大体1万前後で買うことができます。
ドラムセッティングの順番
イスがセッティングできたら、各楽器ごとにセッティングしていきます。
オススメはバスドラム→スネア→ハイハット→タム→シンバル
です。
それぞれのセッティングついては別の記事で一つずつ書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。




まとめ
いかがでしたか?
ドラムのイスひとつセッティングを意識するだけで本当に演奏に差が出てきます。
ぜひ一度ためしてみてくださいね。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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