こんにちは。テツヤマモトです。

最近、自分の周りでこんな質問があります。
「ねぇねぇ!テツさんって筋トレしてるの?ドラムって筋力がないと大きな音出せないよね?」
たしかにドラマーって年中筋トレをしてるイメージってありますよね。
でも実際にドラマーに筋トレというのは必要なのでしょうか?
自分は筋トレの目的を間違っていなければ、効果はあると思っています。
今日はその理由について書いていきます。
筋トレしたからといって音量は大きくなるとは限らない
世間一般のイメージからすると、ドラマーって確かに筋肉があるイメージがあります。
しかし、少なくとも自分の場合はそこまで腕が太いというわけではないですし、胸板もあるというわけでもありません。
自分の腕はこんな感じです。
どうですか?あまりムキムキって感じではないですよね?
それでも、普通の人よりはスネアを鳴らすことはできますし、バスドラムも自分が踏んだほうが鳴らせます。
つまり、筋トレをしてるからといって大きな音を出せるとは限らないわけです。
そもそも筋トレのメリットとは?
では、そもそも筋トレにはどんなメリットがあるのでしょうか?
それはこちらの筋トレぴろっきーさんの記事が参考になるでしょう。
参考:筋トレのメリット17選「あまり語られない体鍛えるメリット達」
読んでみると、うつの症状が緩和されたりとか肥満のリスクを下げるなど心身の健康のためというのがほとんどです。
どこにもドラムをたたいた時に音量があがるとは書いていません。
では、練習をしていくうちにドラムを鳴らすことができてくるのはどうしてでしょうか?
「ドラムが鳴る」というのはどういうことか?
ドラムというのは打面をたたくとヘッドが変形します。
すると、中の空気が圧縮され裏面にその圧縮された空気が伝わるのでまた変形します。
その繰り返しによって起こる振動によってドラム全体が鳴り音が出ます。
つまり、大きな音を出すためには筋力によって大きくヘッドを変形させるよりも振動自体を多くさせる必要があります。
練習で身につくのは筋肉ではなく効率的な動き
ドラムに使う筋肉というのは練習でしか身につかないとよく言われます。
しかし、ドラムをやり続けることによって異様に発達した筋肉というのもありません。
では練習をしていくうちに身についたものとは何でしょうか?
それはドラムを鳴らすための効率的な動きです。
練習によってドラムの振動を多くさせる動き。すなわちフォームが身についたと言えます。
となると、このフォームを維持したり発展させるために何か出来ることがあるといいですよね?
フォームを維持するための体幹トレーニングは効果がある
一般的な筋トレは先程も書いた通り、心身の健康のためにすべきものです。
しかし、先程の「動き」を維持したり良くするための筋トレなら効果はあります。
それが体幹トレーニングです。
体幹とは?
テレビや雑誌でよく言われますが、「体幹」とは具体的にどこを指すのでしょうか?
一般的にはお腹や胸などの胴体の部分のことを指し、背中や太もも周りも体幹と捉えられます。
この体幹には姿勢を維持するための深層筋と体を動かすための表層筋の2種類があります。
この2つをしっかりと鍛えることによってツーバスでドコドコ踏んでいても上半身がブレなかったり複雑な4ウェイコンビネーションにも耐えられるようになります。
F1レーサーとドラマー
以前、どこかで読んだことある話なんですが、ドラマーとF1レーサーは同じ悩みを抱えることが多い
というのです。
この2つの職業の共通の悩みは
腰痛
です。
ドラマーはイスに座って、両手両足を駆使して叩きます。
F1レーサーも同じですね。アクセルやブレーキは両足で、ハンドルは両手で操作しています。
どちらも一番負担がかかるのは腰なので、しっかりとケアしないといけません。
若いうちはまだ良いですが、筋肉は20代をピークにどんどん落ちていきます。
何も対策をしないままヘルニアとかになってしまったら、ドラムどころのさわぎじゃありません。
F1レーサーの場合、普段は筋力トレーニングと体幹トレーニングを欠かさず行っていると言われています。
ドラマーはコーナーを高速で曲がるということはまずありません(笑)。
しかし、両手両足を使っている点が同じである以上やはりドラマーも体幹トレーニングというのはしたほうがいいでしょう。
まずは腹筋と背筋をやってみよう
自分がやっている体幹トレーニングはシンプルに腹筋と背筋です。
腹筋の場合は、主にプランクをやっています。
こんな感じのトレーニングです。
背筋の場合はバックエクステンションというものをやっています。
これを週に2回ぐらいやっています。
これをやり始めてから少しドラムをプレイするのが楽になりました。
効果が出るまでは少し時間がかかりますが、ドラムを長く続けるためにもやってみましょう。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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