- Intro / There’s Something Goin’ On
- Proceed
- Distortion to Static
- Mellow My Man
- I Remain Calm
- Datskat
- Lazy Afternoon
- ? vs. Rahzel
- Do You Want More?!!!??!
- What Goes On,Pt.7
- Essaywhuman?!!!??!
- Swept Away
- You Ain’t Fly
- Silent Treatment
- The Lesson,Pt.1
- The Unlocking
こんにちは。テツヤマモトです。

今日は音源紹介です。
実は最近はヒップホップにハマっています。
というのも、ロバート・グラスパーというピアニストが台頭してから最近のジャズの傾向としてR&Bやヒップホップ色が濃くなってきました。
もはや昔のように4ビートでチンチキ・チンチキ鳴らすだけではジャズを語るのは難しくなってるんですよねぇ。
もっとも、自分はそこまでジャズドラマーってわけではないんですけどね(笑)
しかし、現代のジャズを理解するのにR&Bやヒップホップという音楽を避けては通れないのは事実だと思っています。
とは言うものの、ヒップホップのドラムって打ち込みのイメージが強いですよね。
しかし今回紹介するThe Rootsというバンドはこのヒップホップを全て人力で表現するスゴいバンドなんですよ。
ヒップホップというジャンルをすこしかじってみたい方はぜひ一度読んでみてください。
The Rootsとは?
さて、このThe Rootsというバンドですが実は歴史は結構長く、何と20年以上も活動しています。
さっきも書いたとおり、ヒップホップってやっぱりスクラッチやサンプリングの中で黒人がラップをかましてるってイメージなんですよね。
しかし、このバンドはそのヒップホップというジャンルの中でも大変珍しい生バンドという形態なんですね。
リズム隊もギターも全て各パート揃ってます。
特にドラマーのクエストラブはテクニックはもちろんですが、ドラムセットのサウンドメイクのレベルがとても高いです。
全曲通して思うのが、そのスネアサウンドの多彩さです。
一曲ごとにチューニングを変えているのはもちろんのことですが、おそらくスネア自体を変えたりレコーディングの際にマイクの位置を変えたりしているのでしょう。
一度聴いただけでは打ち込みのスネアなのかどうかも判別がつきません。
Do You Want More?!!!??!で聴ける秀逸プレイ
さて、ここからはアルバム内で特に自分が気に入ったプレイをピックアップしてみます。
Proceed
アルバム全体で特に目立ったのが、クエストラブのフットワークテクニックです。
この人は本当にフットワークがレベル高いです!
中でもこのProceedのイントロのプレイは秀逸ですね。
基本的には2小節で1セットのグルーヴですが、16分の微妙なハネ具合がすごい難しいです。
Distortion To Static
クエストラブのフットワークテクニックの凄さはこんなもんじゃありません。
3曲目のこのDistortion To Staticも鬼のようなバスドラプレイを聴かせてくれます。
基本パターンは譜面の通りでテンポもそこまで速くはありません。
が、コピーしてもしっくりこないのは、やはり1打1打のタイミングです。
音源を聴いてみると何となくわかるんですが、ハネてないようでハネているように聴こえるこのタイミングが一番むずかしいんですよ。
個人的には変にアップダウン等のテクニックを使って演奏するのではなく、そのまま足を上下してベタ踏みする感じが一番タイミングがハマりました。
誤解を恐れずに言うなら、下手くそになった気分でプレイすると意外といい感じです(笑)。
Mellow My Man
さて、最後になりますがこのバスドラ連打をさらに難しくしたのが、このMellow My Manのプレイです。
これはAメロあたりのプレイですが、先のバスドラ連打にハイハットオープンを加えています。
まず、このバスドラがちゃんとできないと話にならないでしょう。
そして最大のポイントはやはりこのスネアサウンドでしょう。
ここは正直どう再現すればいいのか不明ですが、チューニングやミュートを駆使しているのは間違いないかと思われます。
一つのリズムパターンでここまで色んな側面で考えてみようと思えるのは中々ないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後はドラマーにしかわからない内容ですが(笑)、このブログはあくまでもドラムについてのブログなんでいいのかなと思ってます。
それだけこのクエストラブというドラマーが色んな意味ですごいドラマーだって伝われば幸いです。
ぜひ一度聴いてみてくださいね。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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