
こんにちは。テツヤマモトです。
ルーディメンツとはマーチングの基本的な奏法をまとめたものです。
あなたが何気なく叩いているフィルインやパターンも、実はルーディメンツがもとになっています。
なので、
ルーディメンツを練習することはドラムの基本を練習することと同じ
と個人的には思っています。
しかし、いくらルーディメンツの練習が大事だと言われても、
「どうやってドラムセット上で応用するの?」
「実際、このルーディメンツってドラムセット上じゃ出てこないよね?」
って思いますよね?
自分もそうでした。
「フラムタップって役に立つの?」
「フラムパラディドルディドルなんて手順が複雑過ぎて、実際にはこんな動き出てこないよね?」
ってずっと思ってたし、今も思っています(笑)。
ルーディメンツがどうして重要なのかを理解するには、やはりマーチングを練習すればわかります。
でも、マーチングを経験しようと思ってもいきなりマーチングバンドに入団するといっても難しいでしょう。
そこで、今日はルーディメンツを実際にどのように使っているのか?を知ることができる教則本「オールアメリカンドラマー」を紹介します。
ルーディメンツはひと通りできるけど、どうやってドラムセット上で応用するのか?実際のマーチングではどのように使っているのか?を知りたいドラマーはぜひ読んでみて下さい。
オールアメリカンドラマーの特徴
さて、この「オールアメリカンドラマー」がどんな教則本なのかというと、実際にマーチングでたたくようなスネアソロが150個も掲載されています。
もともとはアメリカの教則本ですが、ほぼ譜面のみなので内容はわかりやすいものになっています。
実はルーディメンツの教則本って他にも有名なものがいろいろあります。
しかし、そのほとんどが手順が書いてありません。
しかし、オールアメリカンドラマーは手順が最初から最後までしっかりと書いているので、ルーディメンツを練習し始めたばかりの初心者にも優しいつくりになっています。
逆を言うと、その手順通りにたたかなきゃいけないんですけどね(笑)

これだけのボリュームのソロでも手順がしっかりと掲載されています。
ちなみに10年以上前に買ったときは表紙が白黒でした。今は表紙がカラーとなっており、多少の加筆修正もあります。
前半は簡単なソロばかりですが、ページが進むに連れて、難易度は上がります。
特に後半はボリュームも多い上に、かなりのテクニックが求められるので初心者の方は順番にやっていくのがいいでしょう。
もちろん、自信があれば好きなところから始めてもいいでしょう。
練習するときはテンポは遅めに設定してからです。
オールアメリカンドラマーはnardルーディメンツさえ知っていれば全て叩けるのか?
この教則本の最初にはこのような言葉が書かれています。
This book of original solos was especially written to enable the modern drummer to understand more clealy the far-reaching possibilities of the twenty-six rudiments.
ざっくり言うと、
「この本は26のルーディメンツの可能性を理解するための本です」
という意味です。
26のルーディメンツとは、nardルーディメンツのことです。
つまり、この教則本はnardルーディメンツさえ知っていればすべて叩けるということですが、後半になるとそれ以外のルーディメンツも出てきます。

例えばこの写真だと、6ストロークロールが書いてあります。
マニアックなことを言えば、nardルーディメンツには6ストロークロールはありません。
なので最初はちょっと戸惑いますが、基本的にはnardルーディメンツだけでほとんどのソロはたたけます。
ですが、基本的に現代のルーディメンツはPASルーディメンツという40個のルーディメンツなので、オールアメリカンドラマーを練習する際は事前にPASルーディメンツをしっかり復習しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「オールアメリカンドラマー」はルーディメンツがマーチングでどのように使われているか?を知るには最高の教則本です。
この本のレベルのマーチングソロができるようになれば、基本的なルーディメンツはマスターしたと言ってもいいでしょう。
この「オールアメリカンドラマー」で磨いたルーディメンツを自分のドラムプレイに活かすことによって、他のドラマーとは違うパターンやフィルインもたたけるようになります。
ぜひ、挑戦してみてください。
本日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
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